身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識

CK(クレアチニン・フォスホ・キナーゼ)

CKは酵素の一種です。
正常値の上限は100単位ですが、後述するように大きく変動します。
CKは、骨格筋、心筋、脳内にあり、正常時には心筋や脳内からは出ないので骨格筋から流出したものが測定されます。
そのため、
CKの値が異常に高いときには、心臓や脳の病気が疑われます。
CKには、筋肉型(MM)、脳型(BB)、筋肉型と脳型の両方の性質を持つ心筋型(MB)の三種があり、詳しく調べればCKが流出した臓器が判明します。
但し、検査前日、前々日に
激しい運動や肉体労働をした場合には骨格筋からのCKの流出が激しくなるので健常でも大きな値が出ることがあります。
また、筋肉注射の後や、小児場合には採血時に泣き喚いたりしても上がることがあります。

心臓や脳に異常が無いのに高い値を示すときには、 ⇒甲状腺機能低下症の疑いがあります。
甲状腺機能低下症のときには、CKの他に、コレステロールや中性脂肪の値も大きくなります。


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