身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識

痺れ・痛み・感覚麻痺を起こす病気,尺骨神経麻痺,手根管症候群,腰椎症性根神経障害,圧迫性末梢神経障害,異常感覚性大腿部神経

尺骨神経麻痺

尺骨神経麻痺の症状

手の小指側が痺れる(指が鷲掴みのようになるこもある)

尺骨神経麻痺の発症原因

尺骨神経は、肘の外側を通っている神経で、感覚系と運動系の神経があるが、腕枕をしたときに外傷を受けやすい。また、外傷による神経の損傷で発症する

尺骨神経麻痺の治療法

外傷が原因の場合はビタミンB12の服用、リハビリで神経の再生を待つ。
繊維質が増殖して神経を圧迫しているときには手術をする

手根管症候群

手根管症候群の症状

手指の痺れ、感覚麻痺がある。
痺れや麻痺は腕の方まで広がることは無い

手根管症候群の診断法

手のひら側の手首を叩き、痺れや痛みがあれば手根管症候群の可能性が高い(ティネルの兆候)

手根管症候群の発症原因

女性に圧倒的に多い病気で、特に産後や手指を使う女性に多く発症する。
手首には手を動かす神経の束(正中神経)が靭帯囲まれて通っている。腱鞘炎などで腫れると、その腫れの為に神経が圧迫されて痺れや知覚麻痺が起きる。

手根管症候群の治療法

軽度のものは手首を動かさないようにしながら、ビタミンB12を服用して神経の再生を待つ。
症状が酷いときは、正中神経を囲んでいる靭帯の一部を切って通り道を広げ、神経の再生を促進させる。

腰椎症性根神経障害(坐骨神経痛)

腰椎症性根神経障害(坐骨神経痛)の症状

大腿部から足先に掛けて、上下に広がる痺れ

腰椎症性根神経障害(坐骨神経痛)の発症原因

頚椎症性根神経障害と同じで、腰椎の間にある軟骨(椎間板)が飛び出て神経を圧迫するために起きる。
治療法も同じで、痺れや痛みが増す方向には動かさず、ビタミンB12を服用する

圧迫性末梢神経障害

圧迫性末梢神経障害の症状

窮屈な靴を履いたとき、正座したときに出る痺れなど。
一時的な圧迫によって末梢神経が損傷を受けるもので、放っておいても神経が再生して治ることが多い

異常感覚性大腿部神経痛

異常感覚性大腿部神経痛の症状

大腿部の外側の痺れ・痛み。大腿部ですが坐骨神経の支配を受けていない部分的が痺れる

異常感覚性大腿部神経痛が発症する原因

神経が鼠径部(腿の付け根付近)を通っているために、深い前屈姿勢を長時間続けて圧迫したときや、肥満、腹水の滞留などによって圧迫されるために発症する。
治療法は、腰掛けるときは背凭れに寄りかかって身体を曲げないように、ビタミンB12を服用し、鼠径部をマッサージする。

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