身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識

糖尿病の症状

糖尿病とは

血液中のブドウ糖濃度が高くなることによってそのブドウ糖が血管や臓器に障害を与えるものです。
糖は生物のエネルギー源として欠かせないものですが、砂糖漬け食品で解るように濃度が高くなると細胞を壊してしまいます。
極端な事を想像すれば、砂糖シロップが血管内を流れていて血管や臓器が傷まないはずはありません。
では、どうして血液中のブドウ糖濃度が高くなるのでしょうか?
食物を口中摂取すると、米や小麦などの炭水化物は消化されて小腸からブドウ糖となって血液中に入ります。
これでは食後にブドウ糖濃度が一気に高くなってしまい、正に糖尿病状態です。
そこで、健常人では血液中のブドウ糖を肝臓や骨格筋や脂肪組織の細胞に取り入れて血液中のブドウ糖の濃度を下げ、細胞の活動エネルギーとして必要に応じて血液中に放出します。
血液中のブドウ糖を細胞に取り入れる命令を出すのが、インシュリン(insulin)というホルモンで、膵臓のランゲルハンス島のB細胞から分泌されます。
糖尿病は、インスリンが出ない、必要量出ない、 インスリンが出ていてもブドウ糖を細胞に取り込む命令として機能しない場合に発症します。


糖尿病の種類


糖尿病の自覚症状

尿中の糖濃度が高くても糖尿病とは限らない

生まれつき腎臓の糖排泄機能が落ちている腎性糖尿の場合には糖尿病でなくても尿中に糖が出ます。
そのため、血液中の糖濃度を測ることが重要になります。
自分で血糖濃度を測る血糖測定器が売られています。
糖尿病の血糖値検査ではブドウ糖負荷試験を行います。
これは規定のブドウ糖液を飲用し、30分後、1時間後、2時間後の血液中と尿中の血糖濃度を測ります。
健常人ではブドウ糖液飲用後30分ぐらいで血糖値は最高になり、2〜3時間後に元に戻りますが、 糖尿病では血糖値の下がり方は遅く、2〜3時間経っても血糖値は健常人より高めになります。

糖尿病の合併症の自覚症状


糖尿病の危険な合併症

糖尿病による昏睡の前兆

むかつき、嘔吐、腹痛、吐血などが昏睡になる前兆です。
昏睡状態に陥ったときには、24時間以内に治療する必要があります。

糖尿病の三大合併症

尿毒症、網膜症、神経障害

糖尿病の予防法

発病は体質の遺伝によるところが大きいですが、 摂取カロリーを抑え、ウオーキングやサイクリングなど長続きする運動を多めにします
⇒ 血糖値を下げると言われているお茶

糖尿病の治療法

⇒ 糖尿病の薬

糖尿病に効く漢方薬


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