身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識
  2. 身近な薬用植物

痔に効く身近な薬用植物

イチジク果実が熟する頃に葉を採って日干しにします。これを生薬名で無花果葉(むかかよう)と言います。

利用法:無花果葉を入浴剤とします。生葉汁をつけるとかぶれるおそれがあります。
無花果の実は便通を良くする効果があるので実を食べるのも痔には効果があります。
ウコンカレーの黄色いものがウコン(ターメリック)です。春ウコン、秋ウコン、紫ウコンがありますが、秋ウコンです。
沖縄、鹿児島南部には自生し、栽培されていますが、食品スーパーや園芸店で根茎を売っていることがあります。
根茎を日干しにしたものを生薬名でう金(うこん)と言います。

利用法:根茎をすりおろし、汁を患部につけます。痔による出血止め、痛み止めになります。
渋柿の未熟な果実を採取し、ヘタをとって、すりつぶし、その汁を布で濾し、瓶に詰め、ふたをして6−12ヶ月冷暗所におきます。

利用法:さかずき1杯にミョウバン3グラムを加え、脱脂綿に含ませ、患部につけます。
ヘビイチゴヘビイチゴの写真
上の写真は、ヘビイチゴの赤熟した実、実の直径は5〜10ミリです。
蛇イチゴは有毒と思われていますが、無毒です。ただ、スポンジを食べているようで不味いです。
4〜6月の開花期に全草を採取し、日干しにします。これを生薬名で蛇苺(じゃも)と言います。
利用法:蛇苺5〜10グラムを煎じた液で、患部を洗います
ヨモギ6〜7月頃に葉を採取して日干しで手早く乾燥させます。これを、生薬名で 艾葉(がいよう)と言います。
ヨモギの葉は、トリカブトの若い葉っぱが似ているので採取時には注意してください。ヨモギの葉は揉むと香るので丁寧に採取すれば間違うことはありません。

利用法:入浴剤として、水のうちから入れて沸かします。艾葉の場合は200〜300グラム、または生の葉600〜1000グラムが適量です。
痔による痛みが和らぎます。
オナモミ
全体に棘があり、1センチほどの長楕円形の実、子供の頃、友達の衣類に付けて遊んだ、というと、知っている人も多いと思います。
大きな葉で1年草。高さ1メートルほどで、植物全体に短毛があります。
5〜6月頃に若い葉を採取して陰干しにします。

利用法:葉の粉末を、1回に3〜5グラム白湯で飲みます。
痔の民間薬で服用は珍しいです
ユキノシタ5月頃、花茎を伸ばして変わった花を咲かせます。若い葉は山菜として天麩羅で食べることが出来ます。
利用法:生の葉を火であぶってから揉んで柔らかくして患部に貼ります。
アカカタバミ夏、葉と茎を採取して陰干しにします。
利用法:濃いカタバミの煎じ液を作り、この液で患部を洗います
カボチャの種子種子約100グラムに300ミリリットルの水を加え、半量になるまで煮詰め、この煎じ液で日に数回、清潔にした患部に塗ります。
『新版家庭の医学(主婦の友社)』より

便秘に効く身近な薬用植物

つるむらさきツルムラサキ科の蔓性2年草、茎は紫色、観賞用ですが、若芽と蔓を食用にします。時季になると食品スーパーで売られていることがあります。
利用法: おひたし、てんぷら、サラダなどで毎日食べます。
クコお茶として常飲する
クコのお茶の作り方: 水洗いしたクコの葉と茎を2,3日陰干しにし、1〜2cmほどに刻んでから厚手の鍋でカラカラになるまで煎る。
プルーン(西洋スモモ)プルーンのジュースを飲用します
アロエジュースにして飲用します
アロエのジュースの作り方:葉を長さ5cm(一回分)に切り、トゲをとって、おろし金で摩り下ろして布などで濾します。
女性は飲用前に必ず薬剤師に相談すること
椎茸コップ一杯の水に干し椎茸2枚を浸して冷蔵庫に一晩置いて、その液を毎朝起き抜けに飲みます。
玉葱のスープ大玉の玉葱1個をスライスしたものを、360ccの水で半量になるまで煎じ、その煎じ液を3回に分けて毎食30分前に飲みます

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