身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識
  2. 病状を改善する栄養素

高脂血症・中性脂肪値・コレステロール値を下げる

食べ過ぎると、コレステロール合成が促進されて中性脂肪が増加します。
また、女性の場合には更年期前後から女性ホルモンのエストロゲンが減少するために、このホルモンによって抑制されていた中性脂肪やLDL(善玉コレステロール)が増えてしまいます。
 
高脂血症を防ぐには、 ゴマ油や ひまわり油 などに含まれる一価不飽和脂肪酸を4
鰯などの青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸を3
バターや獣肉に含まれる飽和脂肪酸を3の割合で摂ることが推奨されています。
⇒高脂血症治療薬が効くしくみ

鰯(イワシ)や鯖(サバ)などの青魚、鮪(マグロ)の眼球
青魚や鮪の眼球などに多く含まれる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と
「EPA(エイコサペンタエン酸)」が有効ですが、人間の体内では殆ど合成できないため、青魚を食べる量が体内のDHA量・EPA量になってしまいます。
なお、DHA・EPAは酸化されやすいので新鮮な魚を選んで食べる必要があります。

紅麹(べにこうじ)の含有量が多い食品
麹菌の一種で、食品の染料に使われているが、紅麹に含まれるモナコリンがコレステロール合成に必要な酵素の働きを阻害して、医薬品と同等にコレステロールを下げると言われます。
コレステロールを気にしている方は、紅麹で染めてある食品を摂る方が良いです。

大豆食品
大豆イソフラボンと大豆タンパク、植物繊維がコレステロールを下げ、大豆イソフラボンに強い抗酸化作用があるためLDL(悪玉コレステロール)の酸化を防ぎます。

ニンニク
ニンニクに含まれているアリインとアリシンが総コレステロールの量を減らし、逆にHDL(善玉コレステロール)を増やします。食品なので食べる量に制限はありませんが、あまり多く食べると血液の凝固作用(血栓が出来難くなりますが、出血時に血を止める働きも必要)が低下するので要注意です。

パームオイル(椰子油)・ココナッツ
パームオイルに含まれているビタミンEの一種である「トコトリエール」は、強い抗酸化作用があり、同じビタミンEの一種である「トコフェロール」にはコレステロール低下作用が認められています。
肝臓でのコレステロール生成は夜間が活発なため、トコトリエールを含んだ食品の摂取は夕食が最適です。
なお、トコトリエールは、私たちが日常的に使っている大豆油などには殆ど含まれておらず、パームオイル以外では米油、ココナッツ油に含まれています

キチン・キトサン
カニの甲羅やエビの殻などに含まれている水に溶けない食物繊維です。
イカの軟骨やチーズ、キノコにも含まれています。

ペクチン
加工品ではジャム。キャベツ、大根、みかん、オレンジ、リンゴ、柿などに
含まれている不溶性食物繊維です。

リグニン
植物の細胞質を強固にしている物質でまったく消化されません。
イチゴ、豆類、梨、ラズベリー、ココア、衾に含まれています。

フコインダン
海草類のぬるぬるしているものです。

アルギン酸
フコイダンと同様に海藻類のぬるぬるした部分に含まれています。

ポリデキストロース
人工的に作られた水に溶ける食物繊維です。


血液をさらさらにするには、血流改善作用の高い緑茶、 血栓を溶かす作用のあるナットウキナーゼを含む納豆、 血小板凝集を促進するアラキドン酸をブロックする黒豆や血小板凝集を抑制するアリシンを含む長ネギたまねぎにんにく、 血流を改善し、赤血球の膜を柔軟にする



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