身近な自然と科学
  1. 病気の豆知識
  2. 病状を改善する栄養素

ダイエットに効果がある食べ物

よく言われることですが、人間の身体は飢えに備えるようにつくられています。
特に女性は飢餓の中で生き延びて子孫を残すためのエネルギーまで蓄える構造になっていますから痩せ難いのは宿命かも知れません。
酷な言い方をすれば、人類が自分たちの種の保存を忘れれば女性は自ずと肥らなくなるのかも知れません。
 
痩せるにはどうするか?
運動して余分に摂取したエネルギーを消費すれば計算上はどんなに食べても
肥りませんが、お腹が空くだけでし、過度の運動は呼吸によって発生する活性酸素の害があります。
肥満で困っている方は水を飲んでいても肥ると言いますが、長患いで入院している人を見れば解るとおり、必要以上のエネルギーを摂取しなければ、どんなに肥満体質の人でも痩せることが出来るのです。
 
痩せるには、先ず、調理せずに食べられるお菓子やパン類などを購入しないことです。
特にカロリーの高いクリームなどの脂肪類が使われている物はよくありません。
カロリーは高いのに体積が無いのでお腹が膨れず、また食べるということになります。
どうしても、甘い物が欲しくなったら
小豆を使った物にしてください。
小豆は漢方では「赤小豆(あかしょうず)」と呼んで利尿薬や緩下剤になっていますから、水肥りや便秘も解消でき、長期間食べ続けると痩せると言われています。
茹でた小豆やさらし餡、こし餡でも1.9から1.6%も食物繊維が含まれています。
灰分も1%と多く、貧血予防になる鉄や、造血を助ける銅が多く含まれていますから、食事制限による貧血が防止できます。

ダイエット目的で小豆を食べるときの欠点は甘みを付けないと美味しくないということです。
灰分が多いのが食味を悪くしている原因ですが、小豆は甘いものだという先入観
もあるでしょう。
とにかく、
砂糖を多く入れるとダイエット効果が薄れてしまいますから要注意です。
また、ビタミンAとビタミンCが全くありません。

小麦では
小麦胚芽がダイエットに向いています。
灰分が4%以上、食物繊維も多くて消化が良くないですが、
ビタミンB1とB2、ビタミンEとF,ビタミンB6(パテント酸)が多いので食事制限によるビタミン不足が補えます。

米ではやはり
玄米がダイエットに向いています。
玄米にはビタミン類や鉄などが含まれている他、脂肪を分解するリノール酸が多く含まれています。
また、有害物質を排出するフィチン酸が含まれています。
ただ、フィチン酸は鉄の吸収を阻害するので、玄米を食べないときに鉄分の多いものを食べるといいでしょう。

小豆、小麦胚芽、玄米ともにビタミンAとビタミンCが全く無い他、カルシウムの吸収を妨げるリンが多いので、リンが少なくカルシウムの多い海草を多く摂るようにします。

芋類ではジャガイモとサトイモがダイエットに向いています。
じゃがいもは100gあたり80キロカロリーしかなく、他の穀類や芋類より低く、満腹感もあります。
しかし、バターやマヨネーズなどの油脂と相性がよく、油脂を付けて食味が良くしてしまいがちなのが欠点です。
じゃがいもそのものはカロリーが低くても油脂でカロリーを上げてしまいます。
ですから、
じゃがいもを食べるときには油脂を減らしましょう
また、ビタミンCとカリウムが多量に含まれている他は、ナイアシンを除いてビタミン類がほとんどありませんから、じゃがいもだけ食べることはよくありません。


里芋はじゃがいもに次いでカロリーが低く、カリウムやカルシウムが多い他はビタミン類が殆ど含まれていません。
じゃがいも同様、満腹感を得るために食べ、ビタミンなどは他から摂取した方がよいでしょう。

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