身近な自然と科学

月が受ける地球の影響・北枕

2002/09/30
月の影響は、地球上では汐の満ち引きを起こします。
地面も変動します。
そのために地面や海面と空気の間の摩擦力が変化して、地球の自転速度がわずかですが遅くなっています。
力は作用反作用の法則の通り、押せば押し返されるというものです。
ですから、月の影響で地球で起きている現象に匹敵するものが月でも起きなければ自然に反します。
では、月では何が起こるか?
当然、月面が変動します。
でも、大気と海が無いので、他には・・・
実は、もっと重要な、私たちの目で見えることが月では起きています。
地球の公転面である黄道と月の公転面(地球に対する)である 白道が約5度傾いているために 、月は地球にいつも同じ面を見せるという形で、地球からの力とのバランスをとっているです。

2002/10/04
北枕について
太陽や月が地球上の生物に与える影響のひとつに、地磁気(地球が持って居る磁力)の乱れがあると言われています。
通常、地磁気は南極付近から北極付近に向かっています。
或る説に拠れば、遺体を北枕にするのは、エジプトのピラミッド同様に「地磁気の流れに沿って遺体を置くことによって腐敗を防ごうとした」ということです。
一般的に謂われる北枕にする説は、 「釈尊が涅槃(ねはん)の時、頭を北にしたから」
というものです。
“涅槃”というのは仏陀の死とか煩悩の無い状態です。
新婚初夜も北枕にするらしいですが、これは煩悩の無い状態なんでしょうか(笑)
否、私の勝手な想像では生と死は紙一重で向かい合っているということでしょう。
“付近”というのは、地磁気の極と地理上の極がずれているからです。

2002/10/08
ここでも話題にしている太陽や月の重力ですが、重力はどんなに離れていても作用するので(極めて小さくはなりますが)先進的な宇宙論(量子理論)では、重力は粒子ではないかと考えられています。
私たちに見える光もどんなに離れていても届きますが、波の性質を持った100%エネルギーの粒子と考えられ、その存在は確かめられています。
しかし、 重力子 (重力の粒子)の存在は今のところ確かめられていません。
重力も粒子なら身体を通る時に身体に何らかの影響を与えるというのも理解しやすいですね。


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