⇒ 自然・科学系記事一覧

闘魚ベタの子供が生まれた

6月30日の朝、いつものようにベタに餌を与えるために水槽を覗き込むと、 水面に全長2mmほどの小さな黒いものがたくさん見えました。
孵ったばかりのベタの稚魚
右下の影はベタ(オス)の頭部

昨日までは確認できなかったので、昨夜から今朝までの間に孵ったようです。
孵った時刻が不明なのは仕方が無いとして、私はメスが卵を産んだのも気づきませんでした。
ベタはオスとメスでも仲が悪いので混泳に慣らすために数日置きに5分間ほどオスとメスを分けている網を除いてはいましたが、 この段階で稚魚を見たときは予想外で驚きました。
5月24日に購入したので、約5週間後に稚魚が生まれことになりま す。

ところで、グッピーやメダカの場合には稚魚は食べられないように成魚と分けて育てますが、 私が買っているベタはオス・メス共に稚魚を無視しています。
餌(市販のメダカ用)を入れると直ぐに食べるので満腹で無視している訳でも無いようです。
稚魚の方は水面近くの水草の間で動かないでいます。
ベタには失礼ですが、ベタが自身と同種のものを食べないほど高等な動物とは思えないので、稚魚を無視するのはある期間だけでしょう。
稚魚が隠れられる水草を多めにし、しばらく様子を見てみます

稚魚が生まれたのを発見した翌日7月1日の朝、水面に泡の塊(泡巣)が出来ていました。オスが繁殖行動に移ったようです。
まだ、稚魚が口元近くに来てもオスは無視していますが、次の繁殖行動に移ると稚魚を邪魔にすることが多いのが自然界なので、 鑑賞魚用のネットで掬って稚魚をバケツに移すことにしました。
ところが、ベタの稚魚はメダカの稚魚より小さいので、ネットの布地にくっついてしまって思うように移せませんでした。
親を移し、稚魚はある程度大きくなってから移す方がよいようです。
とは言っても、ガラス水槽を複数個並べるのは大変ですし、見栄えのする成魚をバケツで飼うのも・・・

ベタの稚魚には、手許にあるメダカの稚魚用餌を与えてみることにします。
ベタの餌にはベタ用と謳っているものが市販されていますが、安価なメダカの餌でも十分繁殖まで出来ます