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グッピーの易しい飼い方

私が初めてグッピーを飼ったのは1996年です。
当時はインターネットに接続していなかったので生きた情報が得られないこともあって散々な目に遭わされました。
熱帯魚はグッピーに始まってグッピーで終わると言われるほど、グッピーは熱帯魚飼育定番中の定番です。
グッピーの寿命は1~3年と10年以上生きる金魚と比べると短いですが、体色、ヒレの形と色が様々であり、繁殖させることによってそれらを自分でつくれるのが魅力なのかも知れません。

先ず、グッピー飼育に必要な物は水槽です。
おしゃれに、ロマンチックな雰囲気を味わいたらインテリア水槽と呼ばれるものが適しています。
一般的な四角な水槽は実用的ですが、理科の実験室っぽくなってしまいます。

グッピー飼育に適した水槽のサイズ

水がたくさん入る水槽の方が温度や水質の変化が緩やかなので管理が楽ですが、 ホームセンターで2千円ぐらいで売られている60cm水槽でも水が50リットルぐらい入るので 給排水の設備が近くに無いときは換水が重労働になってしまいます。
水は1リットルで約1キログラムありますから、 60cm水槽でも底砂などを加えると60kg以上になってしまいます。
その上、水槽は板ガラスを接着剤で結合したり折り曲げて作られているので不安定な所に設置すると ガラスが割れて辺り一面水浸しということになりかねません。
水が10数リットルしか入らない超小型水槽でも濾過バクテリアが棲みついた後は グッピー20匹ぐらいは飼えますから、気軽に始めたいなら小型水槽をお勧めします。
小型というか超小型水槽の場合は、魚数を多くしたいときは生物濾過が優れている「底面フィルター」を使い、しかも、 週2回は半分以上の水を換えなければなりませんが、扱いは格段に楽です

水槽を移動させる方法

横幅が30cm、水容量 10リットルぐらいの小さな水槽では 水を入れたままでも重量的には動かすことが出来ますが、前記したように 水を入れたまま動かすと、ガラスと枠の接合部が剥がれて水漏れすることがあります。
小さな水槽でも半分以上水を抜いてから移動させてください。
幅45cm以上の水槽では水槽用水換え用ポンプか未使用の灯油用ポンプなどで底面から1,2cm位まで水を抜き、砂なども除いてから移動させてください

水槽の設置場所の選び方

水槽の設置場所に適しているところは、冷暖房を長時間している部屋です。
夏季は冷房が効いている部屋の方が水温の上昇を防げます(熱帯魚でも水温は28度~30度が上限です)
水面に風を当てて気化熱で水温を下げる水槽用のクーラーを使う場合には、 閉め切った部屋では湿度が上がってしまって効果が小さいですし、室内がカビだらけになる心配があります。
冬季は水槽用のヒーターで簡単に水温を上げられますが、室温を上げた方が電気代が安くつきます。
設置場所の選定とは関係ないですが、夏冬の温度管理を考えると、水槽設置当初から水槽の下に発泡スチロールの板などの断熱材を敷いて置くのがお勧めです。
窓際など日光が当たる所に置くと苔が発生しやすくなり、また、外気温の変化を受けやすいの注意が必要です。

水温を上げるヒーターについて

水槽用ヒーターだけでは水温が上がりすぎてしまうので、 適温になったらヒーターの電源を切る必要があります。この部分をサーモスタットと呼んでいますが、ヒーターと一体になったものがあります。
一体型は別にサーモスタットを買うより安いですが、 水温を機械的に感知して電気をオンオフするものは故障すると 電源が入りっぱなしになってしまうので魚が煮えてしまう場合があります。価格は少し高くなりますが、水温調節が出来る電子式のサーモスタットとヒーターを揃えた方が事故は少ないです。
また、ヒーターは消耗品ですが、電子式サーモスタットは通常の電気製品と同じくらい長期間使うことが出来ます。
大切な魚や高価な魚を飼育する場合には、ヒーターを2本入れておけば、 万が一1本が切れても水温が極端に下がってしまうことは防げます。

水質を保つ濾過フィルターについて

食べ残りの餌や魚の排泄物からは有害なアンモニアが生じます。そのアンモニアからつくられる有害な亜硝酸を比較的無害な硝酸塩に変える濾過フィルターが必要です。
グッピーはメダカと異なって魚体が大きく、大食漢なので水が汚れます。
飼育セットを購入した場合はそれに含まれている濾過フィルターでもかまいませんが、グッピーは雌雄を同一水槽で飼っていると自然に仔が産まれますから、稚魚が濾過フィルターに吸い込まれないように吸い込み口をガーゼや薄いスポンジでふさぐ必要があります。
自然繁殖させるには、稚魚を吸い込まない底面式フィルターやスポンジフィルターが適しています。
スポンジフィルターはスポンジを、底面式フィルターは底砂を通して水を循環させ、スポンジや底砂を排泄物や餌の残りを無害化するバクテリアの棲家にします。

簡単に後付できるのはスポンジフィルターです。
低面式フィルターは濾過能力は非常に優れ、フィルターが邪魔になりませんが、 フィルターの上に底砂を載せる必要があるのでフィルターが詰まってしまったときは魚を別の容器に移して掃除する必要があります (魚はそのままで、棒などで砂を掘り起こし、舞い上がった汚れを水と一緒に棄てる方法でも頻繁に掃除できれば 可能です)
どちらのフィルターも市販されていますが自作もできます。
⇒観賞魚用底面濾過装置の仕組み

水槽用照明

照明装置があれば魚が映えて見えます。
照明装置は別売りが多いかも知れませんが、水槽とセットで売られている物を買うのが間違いが無いです。
特にインテリア水槽の場合にはデザイン重視なので、 濾過器や照明装置は専用品で無ければ付かなかったり見栄えが悪くなることがあります。

掬う網

魚を掬う網は大きさが10cm×5cm程度のものでよいと思います。
魚は暗い方に逃げるので黒い網がよいのですが、ホームセンターなどで売られているものは白い網が多いです。

水槽の底に敷く砂

水槽の底に砂を敷く場合には、観賞魚用に売られている大磯砂をよく水洗いして使います。 特に輸入グッピーは中性から弱アルカリ性を好むと言われているのでアルカリ性になると謳っている砂が売られていますが、わざわざ、それを使う必要はありません。
海砂(大磯砂や南国砂という名で売られているもの)には、貝や珊瑚の欠片が混じっていることが多いので、 そのまま使えば若干アルカリ性になります。
多くの水草は中性から弱酸性が向くので、水草を植えるときは、砂に酢やクエン酸を掛けて混ざっている貝や珊瑚の欠片を溶かし、その後、よく水洗いして使います(酸処理)
弱酸性になってしまう環境で弱アルカリ性の水が欲しいときには、 水槽内に貝殻を入れたり、市販のPH調整剤を使います。
タニシなどの貝類を同居させる場合には、飼育水は中性から弱アルカリ性にしなければなりません。
酸性になると貝が溶けて薄くなってしまいます。

水草の選び方

水草を植える場合は「ウォータースプライト」が適しています。 和名は「ミズワラビ(水蕨)」、シダ科の一年草で、水田や湿地帯に自生していますが、冬季は胞子で春を待ちます。
適した水質は中性から弱酸性、適温は20~30度、水への二酸化炭素の添加が必要なく、光量が強くなくても、水底に植えても水に浮かべても育ちます。

水草を入れると、稚魚が隠れる場所が出 来るので親魚と隔離しなくてもある程度は自然繁殖が出来るようになります。
また、水草が十分育つ環境を保てれば濾過バクテリアが魚の排泄物からつくった硝酸塩を水草が吸収してくれるので 水換えの頻度を少なく出来ます。
水草が育つには、光合成に適した光、光合成をしている間は水中の二酸化炭素、 光合成をしていないときには水中の酸素が十分あることですが、安価で売られている水草の多くは光量以外は心配する必要はありません。(グッピー水槽では、マツモもよく育ちます)

水草は自然の環境をつくるには重要ですが、 どんな水草でもスネール(巻貝の総称)の卵が着いている可能性があるので注意が必要です。スネールは水槽内で増殖します。
コイ目ドジョウ科の「クラウンローチ」がスネールをよく捕食するそうですが、 クラウンローチは30cm以上になることがあるので小さな水槽でのグッピーとの混泳は窮屈です。

また、スネールぐらいならまだよいのですが、 市販されている水草にも水槽内の魚を全て☆にしてしまうような病原菌や寄生虫が付着していることがあるので注意が必要です。
水草には農薬が着いている場合もあるので、スネールや寄生虫を除くことも兼ねて、水槽に入れる前にバケツに水を入れてその中に数日間浸して農薬を抜いてください。
ただし、マツモはカルキ抜きしていない水道水に長時間入れておくと傷むので注意してください。
味気ないですが、ビニールなどで作られている人工水草の方が枯れる(溶ける)心配や病気や寄生虫の持込が無くて気楽です。

グッピーの病気

病魚が出たときに水槽に塩(濃度約0.5%にする)や薬剤を入れますが、水草は枯れることがあります。
魚のヒレや身体に白い点がたくさん着いたように見える「白点病」には、水槽の中に料理で使う鷹の爪(唐辛子)を目の細かい布袋などに入れ、 その袋を水槽に入れておくと治り、水草には影響が無いようです。
鷹の爪の量は、細かく切らないで丸ごとのときは水10リットルに1本、 細かく砕いたときは60リットルで2本ぐらいだそうですが、少量から様子を見ながら入れた方が安心です。

また、グッピー病や尾ヒレが溶けてしまう尾グサレ病には、1リットルの水に、 うがい薬の「イソジン」を1ミリリットルを混ぜ、その中に病魚を5分間入れておくと治るそうです。 ただし、弱っている魚と稚魚には強すぎて使えないそうです。鷹の爪といい、イソジンといい、マニアは凄いと思いますね。

水槽をセットする

グッピーを購入する前に水槽をセットします。
水は1,2日太陽光にさらした汲み置き水を使うのが最良ですが、 それが出来ないときは市販のカルキ抜き剤(ハイポ)を入れた水を使います。
水道水そのままでも、数日間、濾過フィルターを動かしたり、エアーレーション(空気を水中に送って細かい気泡を出させる)すれば使えます。水道水に含まれる塩素は、紫外線や酸素で分解されます。

グッピーが病気になったときには水槽内に塩を入れると書きましたが、 病気予防のために予め濃度0.5%ぐらいになるように塩を入れておいてもかまいません。
水10リットルに塩50グラムなので塩の山を見ると驚きますが、 グッピーは塩分に強いのでこの程度では普通に生活します。
特に輸入グッピーを飼う場合には0.5%塩水で 飼い始めた方が安心です。

水温が25度より低いときには観賞魚用ヒーターを入れます。
ヒーターは空中で電源を入れると壊れてしまうので必ず水中に入れてから電源を入れ、 水換え時や水槽内の掃除、水槽内に手などを入れるときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
ヒーターが漏電していた場合には感電事故になります。

グッピーの選び方

ここまで準備が出来てからグッピーを買いに行きますが、気に入った魚がいても直ぐに買わないで、同じ水槽で泳いでいる他のグッピーも観察してください。
身体やヒレに白点が無いか、カビの様なものが着いていないか、尾ヒレが不自然に欠損していないか、泳ぎ方がおかしくないか・・・
魚類は発病すると治らない場合が多く、病原菌や寄生虫が他の魚に移るので病気らしい魚がいる水槽の魚は買わないようにしてください。
また、グッピーは寿命が短いのでなるべく若いものを買ってください(体格や尾ヒレが他より立派なのは若くない可能性があります。

冬季、観賞魚店から自宅まで時間が掛かる場合は、グッピーが入ったビニール袋内の水温が下がらないように気をつけてください。適当な保温材が無い場合には新聞紙を巻きつけるだけでも水温が下がる時間が長くなります。

購入したグッピーを水槽に入れる方法

グッピーを水槽に放す前に、グッピーの入ったビニール袋の外側を水道水で洗ってから、そのまま水温調節してある水槽に30分ぐらい浮かべておきます。
(袋の中の水温と水槽の水温を同じにします)
購入したグッピーの水温合わせの写真
次に、ビニール袋の口を開き、袋の水を半分ほど棄て、ほぼ同量の水槽の水を袋の中に入れて袋の口を縛り、また水槽に浮かべておきます。
(水質の変化に順応させます)
しばらくの間、グッピーの様子を観察し、異常が無ければ、グッピーだけ水槽に入れます。
ビニール袋内の水は棄ててください。
ただし、感染性の病気心配が無いときには、購入店の水も入れた方が濾過バクテリアが早く殖えます。

通販や遠方の店から購入したときには、店の水と自宅の水の質が異なることがあるので、水槽の水を少しずつビニール袋内に入れてグッピーの様子を観察してください。
ガラス水槽内のグッピーの写真
水槽に入れるグッピーの数ですが、グッピーの成魚の場合は水量3リットルに1匹ぐらいがよいでしょう。
特に水槽立ち上げ時は濾過バクテリアがいないので魚数を多くすると水質が悪化してグッピー死んでしまいます。
私は水量10リットルの水槽に雄雌1匹ずつ入れました。
ショップの水槽を眺めていると色々な色形のグッピーを入れたくなりますが、応接間や店のディスプレーとして熱帯魚を飼うならともかく、親と同じ色形の仔まで見たいと思うと、グッピーの種類だけ水槽が必要になってしまいます。
(私は地味な魚を選んでしまったので派手な色彩の魚を混泳させてみたいと思っていますが)

後から魚を足す場合には、別の小さな水槽で2週間ぐらい飼育してからにします。
後から入れた魚が感染する病気や寄生虫を持っていることがあるからです。
飼育水一滴の混入でも移る病気がありますから網の共用なども避けてください。

餌は食べ残さない程度の少量を日に何回か上げます。
毎日自動的に水槽に餌を落とす自動給餌器が売られていますが、魚は小鳥と異なって餌を与えるのを忘れても直ぐに死ぬことはありませんから日中留守にする方にとっても必需品ではありません。
かえって餌の与えすぎで病気になったり、食べ残した餌が水質を悪くします。

グッピーを繁殖させる方法

グッピーは卵胎生メダカです。
卵胎生というのは母グッピーから仔魚が直接産まれます。
春の小川で・・・と歌われているメダカは、母メダカが水草などに卵を産み付け、後は自然に任せる卵生メダカです。

卵生メダカと卵胎生メダカから産まれる仔魚の数を比較すると、理想条件下では卵生メダカの方が多くなります。
卵生メダカの母は卵をつくって産みつけるだけですが、卵胎生メダカの母は母体から離れたら直ぐに泳げるまでに母体内で育てなければなりませんから自ずと仔魚の数は少なくなります。
しかし、自然環境下では卵や稚魚を狙う魚や昆虫などが数多く居ますから、卵生メダカが水草などに産み付けた卵の多くは魚や昆虫などの餌になってしまいます。
一方、卵胎生メダカから生まれた仔魚は水 草などがつくる隙間に逃げ込み、その隙間でミジンコなどのプランクトンを餌に大きくなるまで生活できます。
このように自然環境下では卵生メダカは不利なので、多くの卵を産むことによって子孫の維持を計っています。

川や沼といった自然環境下ではメダカを捕食する魚や昆虫などの数は、食べるもの食べられるものという食物連鎖の中で決まってしまいますが、人工飼育の場合は、飼育者が用意する環境によって仔魚の数は大きく異なります。
卵や仔魚を産んだら直ぐにそれらを食べるものが居ない水槽に移し、餌を与えれば自然界ではありえない速さで殖えます。
逆に、卵や仔魚を食べる魚だらけの水槽で産ませれば殆ど殖えません。

ということで、グッピーに殖えてもらいたくないという方は、仔魚の隠れ場所となる水草を入れないことです。
雄グッピーしか飼わないという方法ももちろんありますが。

仔魚の色彩や形は問わないが適当に殖えて欲しいという方は、水槽内に水草を入れるか、仔グッピーが入れて成魚は入れない隙間をたくさん作ってください。
もっとも簡単なのは隙間がたくさんある人工水草を入れることです。
私は水槽内で水草を育てられる自信が無いので、「テトラ フレキシブルプラント FP-1」という人工水草を入れてみました。
横幅30cmの水槽に入れると下の写真のようになります。
大きい割には安く、葉が込み入っているので仔魚が隠れるには最適な人工水草です。
製品そのものが軽いので浮きやすいのが欠点です。
下写真の様に水草と底が空きすぎると稚魚が食べられる確率が高くなってしまいますから、底石を敷いて人工水草の下部を少し埋めるか、枝の間に石を入れて沈めてください。
ガラス水槽に人工水草を入れてグッピーを飼う写真
  ⇒グッピー飼育36日目で仔が生まれる

生まれた仔魚を全て捕獲したいときには、「産卵箱」と言われる物を使います。
雌グッピーの尻ヒレ付け根部分に見える黒い部分が大きくなって弾けそうになった頃を見計らって雌グッピーを産卵箱に入れま す。
産卵箱は下記のような仕組みになっています。
グッピーなど卵胎生メダカの産卵箱の説明図
母魚が産み落とした直後の仔魚は泳げないので仕切り板の隙間を通過して下の室に入ります。
一度下の室に入ると上の室には戻り難くいように仕切り板が傾いているので母魚に食べられることは殆どありませんが、雌グッピーを産卵箱に入れるタイミングが難しいです。
一度仔を産んだ雌グッピーは雄グッピーが居なくてもその後28日前後の周期で2度ぐらい仔を産むので、産んでから25~28日を産卵ボックスに入れる目安にする方法があります。
なお、産卵箱は水槽の中に入れて使います。
産卵ボックスの側板には小さな孔が多数あり、水槽の中に入れておけば、水槽と箱内の水温水質が同じになり個別に管理する必要が無くなります。
また、仔魚が他の魚に食べられない大きさまで育成するケースを兼用している製品があります。
産卵箱は簡単な仕組みなので、ペットボトルなどを使って容易に自作できます。

水槽全体を産卵箱にするには、水槽の水位の半分ぐらいの高さに親グッピーが通り抜けられない程度の目の大きさの網を水平に張ります。
下写真のように水槽を網で上下に区切る訳です。
(プランターなどの底に張る園芸用ネットの四隅を針金で吊って水槽に張ったもの)
園芸用ネットでグッピーの稚魚を守る工夫の写真
仔グッピーは落ちて網目を潜って大きな魚が行けない下層に行きます。 
産み終わったら親グッ ピーを別の水槽に移します。
この方法は広い水槽を使うので産卵箱よりグッピーに与えるストレスは小さいですが、グッピーは上下にも泳ぐので長い日数はしない方がよいです。

水換 えは、水槽立ち上げから1ヶ月ぐらいの間は、週に1度以上の頻度で、3分の1~2分の1量を換えてください。
その後は、週に1度、5分の1ぐらいを汲み置き水と入れ替えますが、水を足すときに水温が急激に下がらないようにしてください。
冬季は汲み置き水を温めてから水槽に入れるか、ごく少量ずつ入れます。
水温の急変、特に低い方に変化すると病気が発症する原因になります。

水替えをするときには、抜き取る水と一緒に底に沈んでいる排泄物や食べ残りの餌をとった方が望ましいのです。
このときに便利なのがサイホンを利用したポンプです。

専用品がありますが、灯油を灯油ストーブに移すときに使うポンプも使えます。
もちろん、一度も灯油移送に使っていないものを使います。
100円ショップなどで灯油ポンプと同じ仕組みの物が調味料を小分けにするときにも使えると明記して売られているので、こちらの方が灯油ポンプより気分的には良いかも知れません。
水を吸い込むパイプの先には、魚や底砂を吸い込まないように蜜柑や椎茸を入れて売っているネットを張って輪ゴムで止めておけば安心です。

空気を水中に送るのに使うエアーチューブ(細いビニールホース)の一端を水槽の水の中に入れ、他方を口に当てて吸って水を水槽の水位より下にすればサイホンの原理で水が抜けます。
水換えではなく、水槽の底にたまった排泄 物を取るだけなら簡易な方法で便利です。
この方法を使うときは、水槽の水が口に入らないように長いチューブを使ってください。

水槽を新しくセットして魚を飼い始めてから1週間ぐらいで魚の動きが悪くなることがあります。
グッピーの場合では、数時間前まで元気だったのに、突然、餌に反応せずに水槽の底で動かない等です。
このようなときは水質が耐えられないほど悪化している可能性があります。
観賞魚用の水質検査薬で検査(アンモニア、亜硝酸、硝酸塩の濃度)すれば判ることですが、手許に検査薬が無いときには、水槽の底に敷いた砂と濾過装置はそのままで水だけ新しいものに換えてみます。
水質悪化が原因の場合には換水後1時間もすれば元気に泳ぎだします。