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備忘録 効率の良い学習法&記憶力を良くする方法

年齢を重ねるに従って神経細胞は減るが、信号を伝達するシナプスは増える。
小学生頃までは丸暗記のように意味の無い事柄を憶えられるが、その後は論理的(理屈で憶える)な事柄をよく憶えられる。
絶対音感は4歳頃までにしか習得できない。
語学は6歳ぐらいが最も習得力が高いが年齢幅が広い
論理的な記憶習得方法
記憶を司る海馬は脳波のθ波によって活発に活動する。
そのθ波は興味を持つことによって出る。
また、興味を持って刺激的な環境では記憶に必要な神経細胞が増える。
最初から細々した事を憶えるより、全体を大まかに学習して興味を持ってから細部を学習する方が憶えやすい。
憶えなければならない事に情動を絡ませる。

(楽しい事や哀 しい事はよく憶えていることの応用)
ストレスは記憶力を妨げるが、適度な緊張感が無いと記憶力は低下する。
ストレスには慣れるので無闇にストレスを避ける必要は無い。

憶えるにはその事をよく理解する
(理解していない物事は役に立たないので脳は無駄だと判断して憶えない)
理解力を増すためには学習した事を身近な人などに説明してみる。
(学校や塾の先生が頭が良いように思えるのは、毎年、同じ事を説明しているからに過ぎない)
理解すると興味が沸くので更に記憶力が良くなる。
憶える事の法則性を掴む。
語呂合わせで憶えるときは語呂合わせの意味を想像する。
他の事柄と関連付ける。
生活経験と結びつける。
(エピソード記憶となって容易に思い出すことが出来る。身近な人に説明すると、理解力が増すと共にエピソードなる)
エピソード記憶は時の経過につれてエピソードが削除されて意味記憶になってしまい、憶えていても思い出せないことになってしまうので、時折、エピソード記憶にする必要がある。

古い記憶は類似性のある新しい事を憶えると消えるので、無闇にたくさん憶えようとするよりも理解したものだけ学習する方が記憶しやすい。
エビングハウスの忘却曲線によれば、1回目に学習した記憶は4時間後には半分以下になってしまう。
一夜漬け勉強をするなら試験の4時間前までが効率が良い。
また、前に学習した時期から1週間後に2回目、2回目の2週間後に3回目、3回目の1ヵ月後に同じ事を学習すると覚えが良くなる。

睡眠時間中に記憶が整理されるので、いっぺんに詰め込むより、睡眠をとって分けて学習した方が記憶できる。
(レミニセンス現象)

失敗したら後悔するのでは無く反省すること。
基礎的な事柄から学習すること。
得意な事から学習して他の事項にひろげて行くと興味を持ちやすく、記憶力が増す。
一つの事をよく理解していると、それに関連する事は推測が働くので結果的に少ない記憶でたくさん憶えていることになる。
最初は少ししか憶えられなくてもそれらを関連づけて記憶すると倍々に記憶量が増すので粘り強く学習すること。