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衣服で痩せたように見える目の錯覚の仕組み

黒っぽい服は明るい色の服より痩せて見える理由

下図は同じ大きさの円柱の色違いです。
黒い色は明るい色より痩せて見える
右側のピンク色の円柱の方が気持ち大きく見えます。
大きく見える理由は、下図の様に網膜に明るい色をした像が写ると明るい色が当たった視細胞以外の背景が写っている視細胞にも明るい色が写るからです。明るい像が暗い背景色側に滲んでいる訳です。
明るい服を着ると肥って見える理由1の1
黒い物は光を吸収して光を反射しないから黒く見えるのですから黒い像が当たっている視細胞には光が入りません。
逆に、下図の様に背景の灰色が明るいので、黒い像が当たっている視細胞の方に背景光が映るので黒い円柱は小さく見えます。
明るい服を着ると肥って見える理由1の2

縦縞の服は横縞の服より痩せて見える理由

下図は同じ大きさの円柱に横縞と縦縞を付けたものです。
縦縞の服が横縞の服より痩せて見える
右の縦縞の方が細く見えます、この理由は人の視線の動き難さにあります。
眼の視線の動きやすい方向
上図で示したように、人の眼は横方向には動き易く、頭を回すことも容易なので、横縞は視線が追い易い図形です。
これに対して、上下方向は眼は動き難く、頭も下は動きやすいですが上方向は疲れます。 そのため、上下縦縞は視線が追い難いので上下方向は長く見え、縦縞模様は横方向より長く見えます。縦縞の服を着ると痩せて見えるところに人が地上生活に適応した動物ということが現れています。

さて、ほっそり見せたいからと言って縦縞の衣服をまとう訳には行かないので、実用的には、ストールで縦ラインを作る、ジャケットやカーデガンなら襟元から裾に掛けてで縦ラインを作る、縦の折り目が目立つスラックスやスカートを穿くと細身に見えることになります。