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鏡に映ると左右は逆になるのに上下は逆にならない理由とは?

自分の姿を見ることが出来る鏡には物理では理解できない不思議な現象があります。それは、下図の様に鏡に映すと上下は逆にならないのに左右は逆になるということです。
鏡では左右だけが逆になる図
この日常生活で有り触れた事象が説明出来ません。
鏡は金属反射を利用した可視光線を反射する物ですから、左右も上下も無いはずです。鏡を90度回転させても上図の様に左右だけが反対になります。

鏡は左右だけを逆にする性質があるのか?

鏡に映った自分の姿から鏡はそもそも左右だけを逆にする性質がある、と思う方が居るかも知れません。
しかし、左右とか上下という方向は人が作った方向ですから鏡に左右だけを反転させる性質が無いのは明らかです。これが、電界や磁界、光の偏光の方向によって鏡の映り方が変わるというのなら鏡に固有の性質がある可能性はあります。

天体望遠鏡を覗いたことがある方はご存知かと思いますが、天体望遠鏡で地上の風景を見ると、左右だけで無く上下も逆になって見えます。
天体望遠鏡は、接眼レンズで対物レンズや放物面鏡が作った左右上下が逆になっている像を拡大して見る仕組みなので地上の風景を見るには適しません。 地上の風景を見る単眼鏡や双眼鏡も天体望遠鏡と基本的な仕組みは同じなのですが、見える風景は左右上下とも逆になっていません。 これは、鏡を2枚使って対物レンガ作る像の左右上下を逆にしているからです。(安価な物は表面にアルミメッキをした鏡を使い、高級品は光学ガラスで作ったガラスブロックの全反射を利用している)

この事から解るように、鏡には左右も上下も無いのです。

鏡に映った人の左右だけが逆になるのは人の視神経や脳に原因があるのか?

天体望遠鏡で左右上下が逆になっている地上の風景を見て判る事は、上が天、下が地面、人は頭が上などという生まれながら持っている思考は見るときには関係無いということです。
ですから、鏡に映った自分の姿の左右だけが逆になって見えるのは、頭が上に無くてはならないから視神経や脳が上下だけを逆にして見せているということでは無いようです。
結論から言えば、人の画像処理系に理由が有るのだろうと推測できるだけです