⇒ 自然・科学系記事一覧

デジタルカメラ COOLPIX P610 が電源が入らない、反応しなくなったとき

2019年11月3日の朝、COOLPIX P610 を充電して電源ボタンを押してみました。しかし、まったく反応がありません。
coolpix p610の概観
このデジタルカメラは、数週間前に電源を切って机の上に置いていた状態でレンズが動き出すことが何度か続き、バッテリーを抜いて放置していたものです。
デジタルカメラは小さなコンピューターで電子回路や駆動機構を制御しているので電子回路の塊みたいなものです。その電子回路は電子回路に生じる浮遊容量で誤作動を起こすことがあります。浮遊容量というのは電子回路内に計算外のコンデンサーを入れたようなもので、浮遊容量が生じた箇所によっては致命的なトラブルになります。当然、パソコンでも稀ですが生じるもので、パソコンでは起動しないときや誤作動を頻繁に起すときにはバッテリーを抜いて放置して置けば正常に戻ります(トラブルの原因が浮遊容量で留まっていればですが)
そこで、このデジタルカメラCOOLPIX P610でもバッテリーを抜いて放置して置いたのです。保証期間内なら修理に出すのが手順ですが、3年前に中古で購入したもので、中古保証の延長期間も切れてしまっていますから、修理費用の見積もりを出してもらう前の方策としてはバッテリーを抜いて放置しかありませんでした。

そして、11月3日の朝です。電源が入りません。どのボタン、どのダイヤルを回しても反応なしです。
メモリーカードが読み取れずに止まってしまうことがあるらしいので、メモリーカードを抜いても同じで全て反応なしなので、電池を抜いたり入れたり、ボタンやダイヤルを弄り回していたら、突然、電源が入り「時計を設定しますか?」という表示が。
ホッとしたのも束の間、マニュアルの手順では時計を設定することもキャンセルも出来ず、また、ボタンやダイヤルを弄繰り回すことに。
時計の設定画面から抜け出せたのは、シャッタースピードと絞りを動かすダイヤルでした。この後は、全てが正常に動くようになりました。

デジタルカメラが故障した理由と直った理由が判らないですが、何かの拍子で直ることがあるので、電池を長期間抜いて置いたり、電池を入れ直したり、ボタンやダイヤルなど弄れるところは弄りまくろうというのが結論です。壊れたデジタルカメラはよほどの珍品でも無ければ只同然ですし、棄てるつもりならいつでも棄てられるものですから、正常なら十分使える性能のカメラなら手元に置いて弄りまくりましょう(2019年11月4日作成)