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太陽光発電の問題点

電気が一般的に使われ始めた頃、家庭に送られてくる電気は照明に使われていました。
それが分かるのは電気料金請求書に書かれている契約種別「従量電灯」という文字です。
照明に、電熱器やラジオやテレビ、冷蔵庫、クーラーなどが加わり、今では給湯から IH調理器 の登場で調理まで電気で出来るようになりました。

電気がガスや灯油などより便利なのは電気コードを引いてくるだけで直ぐに使え、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の心配が皆無、また、火災の危険が少ないことです。
高層マンションなどの集合住宅では、火災を避けるために、全てを電気で賄う オール電化 になっています。

地球環境に与える悪影響(環境負荷)もガスや灯油などの化石燃料より電気は小さいです。電気も石炭などの化石燃料や原子力で発電機を回してつくられますが、二酸化炭素の排出抑制やその他の有害物質の除去は家庭用機器では技術的経済的に出来ない高度なものが使われるので、各々の家庭で気をつけるよりはるかに環境負荷が小さくなります。
また、電気に勝るエネルギーは将来的にも出て来ないと思われるので、設備への再投資が少なく済むことが期待できます。
原子力による発電の場合は、放射能廃棄物の処理に莫大な費用が掛かる上に処理も放射能が出なくなるまで保管するというだけです。 国の財政問題で「孫子の代に借金を背負わせる訳にはいかない」と言われると増税に賛成する方が居ますが、原子力発電の場合の負の遺産は孫子の代どころではありません。
原子力発電は大事故が起きれば福島の原発事故で判ったように電力会社では後始末が出来ずに国民の負担になります、 それでも、国に国民に資力が有る内はよいですが、「いつまでもあると思うな親と金」というように中国にも抜かれた経済が次の大事故の負担できるのか?、という心配もあります。
日本は債権国だから大丈夫という議論もありますが、利息や配当は貰えても元本を返してもらうのは容易ではありません。

原子力発電は金食い虫で事故が起きたら大変だから、我が家も太陽光発電のパネルを設置しようということになるのか?
民家の屋根に設置された太陽発電パネル
しばしば、電話勧誘があるので、「電気代が浮いたぐらいでは元が取れないでしょう?」と応じると、「補助金が出て、30年は使えるので元は取れます」と言います。
ご存知のように、太陽光発電は半導体によって太陽光が持っているエネルギーの数パーセントを電気エネルギーに変え、直流を交流に変換するインバーターで交流に変えて電力会社に売ります。
太陽光発電パネルやインバーターが30年間全く保守点検や修理しないで機能してくれたら、晴天率が高い地域では売電代で太陽電池パネル設置費用を賄えておつりも来るでしょうが、 風雨と強い紫外線にさらされて30年間も点検なしで故障しないと考える方が無理です。
家電品が壊れるようにインバーターなどの屋内設備も壊れるでしょうし、太陽光を電気に変える半導体も進歩して買い換えた方が効率がよいということになります。
家庭で発電機を使わないように家庭菜園では食料を賄えないように、電気や食料生産は大規模にしなければ高価になるだけです。