毛髪湿度計の作り方

毛髪湿度計は、人間の頭髪が湿気によって若干伸び縮みする性質を持っていることを利用しています。

毛髪湿度計のしくみ説明図

最も簡単な構造は上図のようなもので、髪の毛はいつもゴムまたはスプリングで引っ張られているので、 周囲の水蒸気が髪の毛について毛が伸びるとAは図の下に動き、支点を介して針金は目盛りの上を指します。
この工作で問題なのは、湿度0~100%の変化で髪の毛の長さが3%ぐらいしか変化しないことです。
上図の場合は、支点からAまでの長さに比べて 支点からEまでを長くして「てこの原理」で変化を拡大しています。

それから髪の毛は、金髪の女性のものが適しているそうですが、黒髪も使えます。
髪は洗剤で洗って付いている脂を落として水分を吸収放出しやすいようにしておきます。
また、髪の毛以外で水分によって長さ が変化する物、例えばセロハンをテープ状に切ったものでも使えます。
その他、水分を吸収して長さが伸び縮みする物を探すと良い自由研究になります。
外観をきれいに仕上げて実用的なものにするのもいいですよ。