ヨットの帆の働き研究用模型の作り方

ヨット(小型帆船)や帆船は主に帆に受ける風の力で航行します。
帆の働きを研究するために、下図のような模型を作ってみたら如何でしょうか。
ヨットの帆の働き研究用模型の概観写真
見たとおり簡単な物で、水の上では無く、車輪を使って床の上で動かす舟です。

先ず、100円ショップなどの玩具売り場から、タイヤが使えそうな自動車の模型を探します。
船は基本的に真っ直ぐにしか進めないものなので、本物の自動車の前輪のように左右に傾く必要はありません。
というか、船は水の抵抗のために横方向には非常に動き難いものなので模型も前後にしか動かないようにタイヤは固定します。
台になる木板のサイズは、入手できた模型タイヤのサイズに合わ せて、蒲鉾板などを使います。
水に浮かべないので前端を流線型にして水の抵抗を少なくする必要はありません。
しかし、夏休みの工作の宿題が目的でしたら舟形に格好よく仕上げてください。
帆は厚紙を使います。
帆を付ける帆柱は、台の板に穴を開けて挿し込みますが、帆の向きを変える必要があるので手で捻れば回転するようにしてください。
台に帆柱をがっちりつけたときは、厚紙で作った帆の方を動くようにします。
どちらびしても、風を受けると帆の向きが変わってしまうときは、上図のように「帆を固定するポール」を建て、帆の向きが変わらないように糸で固定します。
そして、帆柱の下に分度器で目盛りを入れた円板をつけておくと、帆の角度によって船の動きがどうなるか判ってよいでしょう。