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ホテイアオイの簡単な殖やし方と簡単な冬越し法

初夏になるとホームセンターの園芸植物売り場や観賞魚店にホテイアオイが並ぶようになります。 ホテイアオイは熱帯産の多年生植物ですが、寒い冬がある日本では金魚の水槽や庭の小さな池で風物としてのひと夏を過ごします。 このところの鑑賞メダカブームで、メダカの産卵用としても人気があります。

ところで、繁殖力が異常に大きく「緑の悪魔」と言わるほど殖えるらしいのですが、購入してくると4株ぐらいまで殖えて枯れてしまいます。
枯れる原因は、当たり前のことですが、水槽や庭の池は自然界の川や池と異なって生育環境の容量が小さいからです。
下写真は、15リットルバケツで金魚を屋外の日向で飼育したものです。
枯れ掛けたホテイアオイ
(2018年7月2日撮影)
ホテイアオイ1株が4株に殖えましたが枯れ出して完全に枯れた2株を廃棄しましたが、元気になる気配がありません。 ヒメタニシ5個を入れているからか頻繁に水替えをしなくても水はグリーンになっていませんが、ホテイアオイの根にはアオミドロが纏わり付いています。これでは枯れるはずです。

そこで、2株から枯れている部分を取り除いて、半日陰の所に移して置きました。すると

(2018年8月6日撮影)
新芽が現われて購入した当初の様に青々してきました。
水を換えるとき、手動排水ポンプの吸水口で底に厚さ3cmほどに敷いた砂を掻き混ぜなら水を抜くと、卵が腐ったようなような臭いがしてきます。魚の糞や食べ残した餌が分解され、有毒なアンモニアから亜硝酸塩、そして硝酸塩になりますが、酸素濃度が薄い底の砂の中で硝酸塩が分解されて植物が利用できる窒素に変わっているようです。

再生したホテイアオイ
(2018年9月4日撮影)
ホテイアオイは直射日光が当たる環境では根に藻が付かないように綺麗な水を保つ必要があります。メダカ飼育に最適と言われる青水では根に藻が付いて枯れます。
 屋内に設置した水槽環境では根に藻が付くことはありませんが、光量が少なすぎて枯れます。
結論としては、 ホテイアオイが枯れないようにするには、底には砂を数センチ敷き詰め、金魚などを入れ、頻繁に水を換えるか、頻繁に水を換えられない場合は直射日光を控え、ヒメタニシを入れて青水にならないようにして藻が発生しないようにする必要があります。
底に砂を数センチ敷き詰めた場合、水換え時に底砂中から有毒な硫化水素が拡散してしまうので直ぐに新鮮な水を入れてください。大雨などで河川に激しい水流が起きた後に大量の魚が死ぬ場合には、底土の中に溜まっていた硫化水素が拡散したことによるようです。

ホテイアオイの簡単な冬越し方法

ホテイアオイは冬季には氷が出来る寒さの日本では1年草のように感じますが、凍らない程度の気温水温が保てる屋内で容易に冬越しが出来ます。

晩秋、まだ、ホテイアオイが枯れ始めない気候のときに、水だけ、金魚と底砂を入れたもの、ホームセンターで購入した園芸用土を入れた鉢に植えて鉢ごと水に浸けたものに分けました。そして、晴れの日は屋外に出し、夜間は最低温度が3,4度まで下がる屋内に入れました。
そして、翌年(2019年)の2月12日、まだ寒い日は続いていますが、
水だけのもの(水を足しているだけ)
水だけで冬越し中のホテイアオイ
金魚と底砂を入れたもの(2週間に1度6割ぐらい水換え、エアレーション無し)
金魚を飼いながらホテイアオイの冬越し中
鉢に植えて鉢ごと水に浸けたもの(下の株だけ鉢植え、上の株は水に浮かせただけ)
鉢に植えて水に浸けての冬越し中
水換えの条件が異なるので正確な比較ではありませんが、ただの水では枯れてしまい割合が大きくなっています。
底砂を入れた容器で金魚を飼いながらの冬越しが葉の色も良くて容易のようです。 金魚飼育が面倒なら園芸用土に植えて水に浸けて置くのがよいようです。
結局は、気温水温が上昇してくれば直ぐにでも殖えるような環境が冬越しにも必要という当たり前の結論になったようです。