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Nikon P610で天体撮影,月,水星,木星,水星,太陽面,サングラス

満月は曇った日の地上風景と同じくらいの明るさを持っているので天体写真撮影としては容易なのですが、 月面を撮るにも望遠鏡や一眼レフ用の長焦点望遠レンズが必要でした。
ところが、光学倍率が大きいコンパクトデジタルカメラが 安価に購入出きるようになり、 小口径望遠鏡で見ることが出来る月面ぐらいは手持ちでも撮れるようになりました。
コンパクトデジタルカメラの場合はレンズで作った像を電気信号に変換する撮像面が小さいので短い焦点距離のレンズでも 大きな像が得られるのですが、三脚にカメラを固定しないでも月面が撮れるというのは驚くべき技術の進歩です。

月の撮影

下写真は、Nikon Coolpix P610 で手持ち撮影で撮った月面です。
Nikon Coolpix P610で手持ちで撮った月面
2017年8月9日5時4分
F6.5 露出1/250 iso110 焦点距離310mm

木星の撮影

コンパクトデジタルカメラは、像を電気信号に換える撮像面が狭いので夜間の撮影の様に撮影対象物が暗いと欠点が顕著になります。
というのは、撮像面の画素1つの面積が狭くなれば、画素1つ分に入る光(光子)が少ないので変換したときの電圧が小さくなってノイズとの差が小さくなってしまい、 ノイズ混じりの画になってしまいます。
下写真は、カメラ用三脚に Nikon Coolpix P610 を固定して木星を撮ったものです。
Nikon Coolpix P610で撮った木星とガリレオ衛星
2017年9月19日18時32分
ISO800 F6.5 焦点距離258mm
露出1秒間(セルフタイマー使用)
木星の右斜め下が、衛星イオかエウロパ
木星の左斜め上が、衛星ガニメデ
ガニメデより左上の淡いものが、衛星カリスト
カリストの光度は、5.6等
ガリレオ衛星の位置が判る程度にしか写りませんでした。

水星の撮影

2017年11月23日水星の東方最大離角が近づいてきたので、 Nikon Coolpix P610を鉄製の重い三脚に固定してレンズを水星に向けてみました。
水星は見かけ上太陽から離れる、東方最大離角、西方最大離角の前後、それも僅かな時間、 高度が低いので天候にも恵まれないと見えないのですが、この日は薄雲が広がり始まる前に双眼鏡で容易に確認できました。
Nikon Coolpix P610で撮った水星
2017年11月23日17時22分
ISO1600 F5.2 露出時間1秒 焦点距離30mm
上部に写っている白い円が水星ですが、ピント合っていると点で位置が判りづらいのでちょっとピンボケの写真を選びました。
望遠にして水星を撮ってみましたが、下写真のとおりはっきり写りませんでした、
Nikon Coolpix P610で望遠で撮った水星
2017年11月23日17時18分
ISO1600 F6.5 露出時間0.62秒 焦点距離516mm
この日の水星は、輝面比0.65なので半月より膨らんで写るはずですが、円に写っています。
視直径6.6秒の水星を撮るのはこのカメラでは無理でした

太陽面の撮影

2018年05月1日、太陽にカメラを向けてみました。
太陽は明るすぎるので減光フィルターが必要ですが、太陽面撮影用は高価ですし、一般写真用のNDフィルターも安くても5千円ぐらいします。日食の眼視観測に使う減光フィルターが入手できれば試したかったのですが、入手できなかったので、百円ショップで売られているサングラスを減光フィルター代わりにして撮ってみました。
使ったのは可視光線透過率13%と表示されている円形のもので、2個買ってサングラス部分だけを外して4枚重ねたもの。プラスチックの枠の部分をニッパ等で切ればグラス部分は綺麗に外れます
それをNikon Coolpix P610のカメラレンズの前に付けて
Nikon Coolpix P610のレンズ部分に百円ショップのサングラスを付ける
太陽面を撮りました。
Nikon Coolpix P610で太陽面を撮影
2018年5月1日16時14分撮影
F8.2 露出時間 1/2500 ISO100 露出補正-2ステップ 焦点距離310mm
黒点が見えない日だったらしいので残念
サングラスを4枚重ねても減光率は3500分の1なので、まだ明るすぎます、 その上、4枚重ねたのでサングラスの表面と裏面での反射が多くて像がボケています。別の方法を考えた方がよいです