固定撮影でオリオン大星雲を撮ってみた

30年以上前に発売された Ai Zoom-NIKKOR 80-200mm F4 で懲りた はずなのに、またまた古いカメラレンズ[ SIGMA 70-300mm 4-5.6 DL ]を中古で買ってしまいました。
ASP、APOの刻印が無いということは、非球面レンズと特殊分散レンズを使用していないので天体を撮ると色滲み(色収差)が酷いはずです。
この型のレンズには特殊分散レンズを使ったものがありますから買うならAPOの刻印があるものが良いです。
では、どうして買ったのか?
ニコンのデジタル一眼レフD40に付けたときには露出がオートになるので、天体以外のホームページに載せる写真を撮るためです。画質に拘らなければ使えます。

とは言うものの、新しいレンズを手に入れたら撮ってみた いのが天体写真です。
天体は点光源ですから人物や風景を撮るよりレンズの欠点が露になる楽しみがあります。
先ず、入手した時季に夜空に高く上がっていたプレアデス星団を撮ってみました。

プレアデス星団の写真 SIGMA 70-300mm 4-5.6 DL + NIKON D40ISO1600 f300mm F5.6 露出時間10秒撮影日時2012年12月10日20時3分
SIGMA 70-300mm 4-5.6 DL + NIKON D40
ISO1600 f300mm F5.6 露出時間10秒
撮影日時2012年12月10日20時3分

プレアデス星団を撮って、Ai Zoom-NIKKOR 80-200mmほどの酷い色収差が出ていないのに気をよくして、月明かりが無かったこともあり、固定撮影でオリオン大星雲を撮ってみました
オリオン大星雲の写真 SIGMA 70-300mm 4-5.6 DL + NIKON D40ISO1600 f300mm F5.6 露出時間10秒 撮影日時2012年12月10日22時36分
SIGMA 70-300mm 4-5.6 DL + NIKON D40
ISO1600 f300mm F5.6 露出時間10秒
撮影日時2012年12月10日22時36分
固定撮影なので、当然、日周運動の為に星像は流れて写っていますが、写真中央のオリオン座θ1星、θ2星の周囲がぼんやり明るく写っています。
スチール製の重い三脚に載せて撮ったのですが、木枯らしが強かったためか少し揺れたようです。