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うみへび座

しし座α星レグレス(光度1.3等)
レグレスから視線を20度ぐらい下に向けると、赤っぽい2等星が見えます。
この星は「うみへび座α星アルファルド」です。
うみへび座は蛇なので一番長い星座で、アルファルドの右方向に頭、左方向に尻尾があって頭から尻尾の先まで100度ぐらいあります。
うみへび座の首星に付けられたアルファルドの意味は「孤独なもの」です。
アルファルドの周囲に明るい星が無いので、蛇の孤独な星という意味のアラビア語アル・ファルド・シュジャーから付けられました。
また、うみへび座はギリシャ神話ではヒドラに当たるので、天文学者のティコ・プラーエは赤っぽいアルファルドをヒドラの心臓に見て、 ラテン語でヒドラの心臓「コル・ヒドラェ」と名づけました。

プラーエ(Tycho Brahe デンマーク人1546-1601)で記憶しておいて良いことは、彼は観測機器を工夫して当時としては驚くほどの精密な記録を残したということです。
彼の工夫の一つに目盛りを拡大する傾斜目盛があり、これは近代の観測機器にも使われています。
プラーエに関連して有名なのは、プラーエの死後、プラーエの精密な観測(主に火星)をもとに、 彼の助手だったケプラー(Johannes Kepler ドイツ人1571-1630)が今でも惑星の位置計算に使われる「ケプラーの法則」を導いたことです。
占星術に興味がある方はご存知のアスペクトを考案したのもケプラーです。
ケプラーは学者と占星術師という二つの顔を持っていました。

*ギリシャ神話に登場するヒドラ:
ヒドラは武勇伝で知られるヘラクレスに退治されました。

傾斜目盛:例えば、高さ1mまでの長さを測る目盛りを刻むときに、高さ10cm毎に刻めば目盛り間隔も当然10cmですが、 高さ1mの点を目指して角度30度のスロープを付けます。
このスロープの長さは高さ1mの2倍の2mになるので、スロープに目盛りを刻むと高さ10cmの違いが20cmで表され、 2倍細かい目盛りを刻むことが出来るようになります。