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カーナビで遊ぶ

「カーナビで遊ぶ」と言ってもドライブをしようというのではありません。
私は自慢ではありませんが、自転車や徒歩でも道に迷うほどの極度の方向音痴です。
そのお蔭でか、通りなれた道からでも一角路地に入った途端に遠くの見知らぬ街を歩いているような新鮮な気分が味わえます。こんな安上がりな旅は無いです(笑)

それはともかく、方向音痴に欠かせないのがGPSナビです。
数年前、GARMIN社のForetrex(GPS受信機)を自宅内で無くし、未だに見つかりません。
(後日見つかりましたが、 その翌日壊れました⇒
GARMIN社の物は電源が旅先でも容易に入手できる汎用乾電池で性能も良いのですが、高価です。
他社の安価な物はリチウム電池内臓が多く、電池の寿命が機器の寿命のようなものです。
そんな折、リサイクル ショップで、2千円の値札を付けた、2007年製のカーナビ(MIO C323)をジャンクで見つけました。
地図は古く、内臓のリチウム電池も寿命が着ているのは間違いないのですが、小さなバックに入る大きさなので道に迷ったときに現在地を確認するぐらいには使えるだろうと・・・迷った末に購入しました。

ところが、リチウム電池がへたり過ぎていて5分間も持ちません。
そこで、外部電源接続を兼ねているUSB端子に乾電池式の携帯電話用充電器を接続してみました。
MIO C323 は、USB端子に接続するとパソコンとの通信モードになってナビが使えないのですが、MIO C323 がスリープ状態になっているときに接続すると、電源供給しながらナビ機能などが使えるようになります。
(内臓電池が消耗するとスリープに入ります)
乾電池式携帯用充電器も中古で108円、電池は百均のニッケル水素充電池2本です。

使えるようになると、このカーナビの欠点が見えてきました。
任意の場所から任意の目的地までのシュミレーション走行が出来ないのです。
出来るのは、世田谷区用賀一から町田市までのデモ走行のみです。
デモ走行用の設定ファイルがあるはずです。
ありました。
Mio Device / Mio Map / Mio Map / DEMO.PDR

DEMO.PDRファイルを書き換えれば、デモ走行モードでシュミレーション走行で出来るはずです。
が、数字の意味が判りません。
そこで、地点を登録しているファイルRegistPoint.dat
(Mio Device / Mio Map / Mio Map / RegistPoint.dat)を開いてみると、

DEMO.PDRファイルと同じような数字が地点名の後の2、3番目の数字列にあります。
上野駅と田端駅の数字でDEMO.PDRを書き換えると、デモ走行モードで、上野駅から田端駅までのシュミレーション走行が出来ました。
(DEMO.PDRファイルの末尾の 0,0,0,0 はルート検索をするときの条件ですが、たとえば、有料回避設定で DEMO.PDR にコピーしても有料道路を使うルートしか見つけません)

デモ走行用ファイルDEMO.PDRに、現在地から目的地までを設定したファイルをコピーすればデモ走行モードで任意の目的地までのシュミレーション走行が出来るはずです。
ということで、探すとありました。
RouteSetting.dat
(Mio Device / Mio Map / Mio Map /RouteSetting.dat)

しかし、このままコピーしたのでは、ダメです。
1行目が出発地点で、2行目が目的地、3行目が経由地になっているので、出発地、経由地、、目的地の順に書き直す必要があります。

以上の操作をパソコンに繋いでするのは実用的ではないので、C323 で出来るように思案中です。
C323 に限らないのですが、カーナビソフトは、パソコンと同じようにOS(オペレーティングシステム)上で動いているものが多いので、ファイル操作を行うアプリケーションソフトを入れることは容易なのです。
C323 の場合は、WindowsCE で動いているのでWindowsCE用ソフトをつくるだけです。

WindowsCE 、Windows Moile で動いているカーナビやGPS受信機の場合には、フリーのナビアプリと地図があるので、ナビとしての実用性はともかく弄って遊ぶことが出来ます。
MIO C323 はWindowsCEなので、NAVITというソフトを入れてみたところ動作しました。

現行機種では無い「MIO C323」の欠点を論っても仕方が無いのですが、ナビ機能は酷く不出来です。
また、軽度緯度の表示が日本測地系なのでグーグル アースなどの世界測地系地図にそのまま入力すると数百メートルずれます。
I-O DATA社のCFGPS2用のユリティーソフトを使って表示させると世界測地系で表示されます。