身近な自然と科学
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ウイルスとは

身近な自然と科学 Vol.65から

動植物に病気を引き起こす物には 細菌 ウイルス がありますが、 細菌とウイルスの違いは?
と問われて直ぐに答えられるでしょうか。

誰でも思い付く答えがウイルスは細菌より小さいということです。
ウイルスが発見される切っ掛けが、 モザイク病 に罹ったタバコの葉を磨り潰し、細菌の細胞を濾過して取り除いた液を健康な葉に付けてもモザイク病に罹った実験です。
事実、ウイルスの大きさは大きくても直径0.4マイクロメートル(1マイクロメーターは0.000001メートル)で、細菌の10分の1以下の大きさしか無く、姿が明らかになったのは 電子顕微鏡 によってです。

しかし、細菌との最も大きな違いは、『細菌は生 物だが、ウイルスは生物か?』ということです。

ウイルスは、遺伝物質である 核酸 DNA RNA )と外被の タンパク質 、DNA か RNA を転写・複製するために必要な酵素を若干持っているだけで、“ 代謝系 ”と言われる機能がありません。
代謝系とは、新陳代謝という時に使うのと同じ意味です。
ウイルスは、古い組織から新しい組織に変える機能を持っていないのです。

ここで、 生物の定義について触れておきます。

上記定義に従えば間違いなく、ウイルスは生物で無いと言えるでしょう。
核酸は健康食品として瓶詰めにされて市販されていますが、同じように市販されているパン酵母などのように或る条件を与えれば増殖するというものではありません。

では、ウイルスとは何か?
答えは、或る種の生物(?)の 設計図 だということです。
ウイルスは設計図だけで生物では無いので、生物が生きていけないような高温や乾燥にも強いために粉末薬品の様に瓶に入れて保存することが出来ます。
設計図だけでは何も作れないので、ウイルスは生物に入り込んで増殖します。
インフルエンザが流行している時季は、そのウイルスが蔓延していますが、設計図が空気中をウヨウヨと漂っている訳です







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