⇒ 自然・科学系記事一覧

自由研究の手引き:錆とは

  • 鉄がさびると普通は赤くなり、磁石にもつかなくなります。 ただし、さびると酸化されますが、酸化された物質全てが磁石につかなくなる訳ではありません
  • 銅がさびると緑色になります。アルミニウムがさびると白くなります。
  • さびるとは、空気中の酸素と化合(この場合は酸素が金属が結びつく)した結果です

研究のテーマは?

  1. 金属ごとに、さびの色などを調べる
    同じ金属でもさび方により色(さびの種類)が違うので注意
    たとえば、しめっぽい所に置いた鉄には赤茶のさびがつくけれど、熱してから油に入れて出来たさびは黒い
  2. さびないようにするにはどうしたら良いか
    鉄などは、色々なところに使われています。
    建物、船等 は、どうやってさびないようにしているか。
    さびるという現象の意味から考えてください。
  3. 鉄やアルミニウムは、どうやって作られているか。
    鉄やアルミニウムだけではないですが、金属の原料(鉱石=こうせき)は、空気中、 あるいは酸素を含むところに長い年月あるか、その鉱石ができるときに酸素の影響を受けているのが普通です。
    ということは、鉄やアルミニウムは初めはさびているとも考えられます。
    さびるのとは反対の事をしています。
    昔、鉄を作る方法に、「たたら」というのがありました。
  4. 普通、さびというのは悪いことですが、さびを使っていることがあります。
    1で色々なさびを調べてみると、きれいなさびを見つけることができます。
    でも、鉄にできる赤いさびのように、放っておくと、鉄をぼろぼろにしてしまうさびは使えません。
    さびを利用できる条件(じょうけん)で一番大事なものは、さびによって金属が丈夫になることです。