自由研究の手引き:錆る原因と錆びの予防、錆びの利用
- 錆びるとは
- 酸素によって酸化(金属から電子が奪われる)した結果
- 鉄が錆びると
- 一般的には赤くなり、磁石にも付かなくなります。
ただし、酸化された物質全てが磁石につかなくなる訳ではありません - 銅が錆びると
- 緑色になります
- アルミニウムが錆びると
- 白くなります
研究のテーマは?
- 金属ごとに錆びの色などを調べる
- 同じ金属でも錆び方により色(錆びの種類)が違うので注意
たとえば、しめっぽい所に置いた鉄には赤茶の錆びつくけれど、熱してから油に入れて出来た錆びは黒い - 錆びないようにするにはどうしたらよいか
- 鉄などは、色々なところに使われています。
建物、船、海に架かった橋などは、どうやって錆びないようにしているか、錆びるという現象の意味から考えてください - 鉄やアルミニウムは、どうやって作られているか
- 鉄やアルミニウムだけではないですが、金属の原料(鉱石)は、空気中、 あるいは酸素を含む所に長い年月あるか、その鉱石ができるときに酸素の影響を受けているのが普通です。
ということは、鉄やアルミニウムは初めは錆びているとも考えられます。
鉄やアルミニウムを作るには錆びるのとは反対の事をしています。
昔、砂鉄から鉄を作る方法に、「たたら」というのがありました。 - 普通、錆びることは悪いことですが、積極的に錆びを使っているものがあります
- 色々な錆びを調べてみると、きれいな錆びを見つけることができます。
でも、鉄にできる赤い錆びのように、放っておくと、鉄をぼろぼろにしてしまう錆びは使えません。
錆びを利用できる条件で一番大事なものは、錆びによって金属が丈夫になることです。