身近な自然と科学

自由研究の手引き:錆る原因と錆びの予防、錆びの利用

錆びるとは
酸素によって酸化(金属から電子が奪われる)した結果
鉄が錆びると
一般的には赤くなり、磁石にも付かなくなります。
ただし、酸化された物質全てが磁石につかなくなる訳ではありません
銅が錆びると
緑色になります
アルミニウムが錆びると
白くなります

研究のテーマは?

金属ごとに錆びの色などを調べる
同じ金属でも錆び方により色(錆びの種類)が違うので注意
たとえば、しめっぽい所に置いた鉄には赤茶の錆びつくけれど、熱してから油に入れて出来た錆びは黒い
錆びないようにするにはどうしたらよいか
鉄などは、色々なところに使われています。
建物、船、海に架かった橋などは、どうやって錆びないようにしているか、錆びるという現象の意味から考えてください
鉄やアルミニウムは、どうやって作られているか
鉄やアルミニウムだけではないですが、金属の原料(鉱石)は、空気中、 あるいは酸素を含む所に長い年月あるか、その鉱石ができるときに酸素の影響を受けているのが普通です。
ということは、鉄やアルミニウムは初めは錆びているとも考えられます。
鉄やアルミニウムを作るには錆びるのとは反対の事をしています。
昔、砂鉄から鉄を作る方法に、「たたら」というのがありました。
普通、錆びることは悪いことですが、積極的に錆びを使っているものがあります
色々な錆びを調べてみると、きれいな錆びを見つけることができます。
でも、鉄にできる赤い錆びのように、放っておくと、鉄をぼろぼろにしてしまう錆びは使えません。
錆びを利用できる条件で一番大事なものは、錆びによって金属が丈夫になることです。