種子の蒔き方:アオギリ、カリン、クマヤナギ、ケヤキ
  アオギリ(青桐)アオギリ科落葉高木) 
 寺院、公園、街路樹として植栽されているので、10月下旬ごろに採取して、直ぐに蒔く。
 種子は桐に似た葉の元近くに付き、大きさは直径1cmほど
 発芽は翌年の6月ごろ
  エンジュ(槐 マメ科落葉高木) 
 寺院や公園、街路樹として植栽されているので、11月ごろに採取し、ぬるま湯に一昼夜浸けてから蒔く。
 乾きすぎている種は発芽率が落ちる。
 種は大豆などと同じで、長さ6cmほどの細長い鞘に複数入って、大きさは1cmほどで黒い。
 発芽は翌年4月ごろだが遅れて発芽するものが多いので、発芽しなくてもしばらく待つこと 
  カリン(花梨 バラ科落葉高木) 
 庭木として植栽されていることがあるが、11月ごろにはカリン酒や砂糖漬け用に果実が売られるので、種だけとって直ぐに蒔く。
 翌春蒔く場合は、低温の湿度のある土中に埋めておく 
  クマヤナギ(熊柳 クロウメモドキ科半蔓性落葉樹) 
 山野に自生し、また植栽されている。
 8月ごろ、枝先に円錐花序を出し、緑白の花を多数付け、花と実が同時に観賞できる。
 採種は9月上旬で直ぐに蒔く、 翌春蒔く場合は果皮とって低温の湿度のある土中に埋めておく。
 挿し木でも容易に殖やせる 
  ケヤキ(欅 ニレ科落葉高木) 
 雑木林に自生している他、公園、神社寺院などに植栽されています。
 種子は葉の元に付き、11月上旬に落葉するときに葉と一緒に落ちます。
 採種は、この落葉した葉を探し、大きさ3mmほどの種をとります。
 そして、直ぐに蒔きます。発芽は翌年4月ごろです。
 発芽促進する場合は、3から4日間水に浸け、摂氏7度の場所に15日間置いてから水分の多い所に蒔く。
 挿し木でも殖やせ、新梢が固まる6月ごろに挿します。
 発芽したら、夏場は強い陽射しに当てないようにします。
 強い陽差しに当てると、黄葉が汚くなります