身近な自然と科学

種子の蒔き方:松、白樫、蔦、唐楓、唐楓

ゴヨウマツ、アカマツ、クロマツ

山野自生している他、庭木として植栽されている。
9月ごろ、青い松かさをとって紙袋に入れて放置しておくと、松かさが乾くと種が弾ける。
または種子を購入する。
1,2昼夜水に浸けてから直ぐに蒔くか、 種子をあまり乾燥させないようにして翌年の春前に蒔く。
発芽時期はクロマツとゴヨウマツは翌年3月、アカマツは5月ごろ
実生の発育は遅い。
種子は常温でも2年ぐらいは保存可能

エゾマツ(蝦夷松 マツ科針葉樹)
採種は9から10月
水に浸けてから気温5度の所に1ヵ月間置いてから蒔くと発芽率が上がる。
種子は2年間ぐらい保存可能
空中の湿気を好むが、過湿地には弱い

シラカシ(白樫 ブナ科常緑高木)
秋、落下している堅果を直ぐに蒔く。
または、木の下に芽生えている小苗をとる。
挿し木は、6から9がつのに新梢を挿す。
半日陰でも育つ

ツタ(蔦 ブドウ科落葉蔓性木本)
採種は11月中旬、直ぐに蒔く、発芽は翌年の6から7月
挿し木は容易で時期は6月ごろ
紅葉が美しい

トウカエデ(唐楓 カエデ科落葉高木)
街路樹や庭木として植栽されている。
採種は10月下旬、直ぐに蒔く。発芽は翌年の5月ごろ
挿し木や取り木もできる