盆栽:種まき後の管理
種蒔きが済んだら土が乾かないようにしなければなりませんが、何も植わっていない鉢の水やりは忘れがちになります。
また、水やりのときに種子が流れてしまうことがあります。
そこで、種まきして十分水をやった後、鉢ごとビニール袋に入れて口を軽く閉じてしまいます。
こうして置けば土の乾きが非常に遅くなるので発芽まで思い出したら土の状態を見る程度で済みます。
発芽前に水やりをするときには、ジョウロで上から水を掛けると、種が流れたり浮いたりするので、バケツなどに水を入れておき、そこに鉢を入れて、鉢底から土に水を吸わせるようにします。
特に種子の小さなものはこの方法でやってください。
置き場所ですが、冬越しで凍らせてしまうと発芽しないか発芽率が落ちるので、暖地の他は家内の暖房の無い所に置いた方がよいでしょう。
ただし、冬季、気温が10度以上もあるような所は適しません。
熱帯・亜熱帯産まれの植物は別ですが、四季のある所の植物は凍らない程度の寒さに1ヶ月程度当たることによって発芽する仕組みになっているからです。
屋外に置く場合は北風や直射日光の当たらない、気温変化の少ない所が適しています。
注意を要する点として、早く発芽させようと思って春先に暖かい所に移しますと、発芽しますが、その後、寒さに当たると枯れるので、 温室等の設備が無いときには発芽を急がせないことです。