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園芸:ヤマモモの挿し木に挑戦

ヤマモモは挿し木で殖やすのが難しい植物です。
その上、雌雄異株、実生では実を付けるまでに10年以上掛かるという園芸初心者泣かせの樹木です。

山桃を殖やすには、実生苗木に雌木を接木するか、取り木をするのが一般的です。
しかし、挿し木が全く出来ないというわけでもなさそうなので、挿し木に挑戦してみました。
2013年6月、新緑枝(今年伸びた枝)の先端部分を1時間ほど水に浸けてから、赤玉土に挿してビニール袋に入れて密閉しました。
私が挿し木によく使う方法は、底に孔を2,3箇所開けた牛乳の紙パック容器に十分水を含ませた赤玉土を入れて挿すものです。
この方法は手軽ですが、紙パックを持って動かすと土が動くので頻繁に置き場所を動かしたいときには向きません。

これを家の北側の直射日光が当たらない所に置きました。

9月半ば過ぎ、幾分涼しくなってからおそるおそるビニール袋を開けてみました。
3本挿して2本は枯れていましたが、1本は下の葉は枯れて落ちていましたが、枝は枯れていませんでした。
ヤマモモノ挿し木3ヵ月後
挿し木が容易な植物の場合は細い根がたくさん出ている状態ですが・・・
このまま南側の軒下に置きました

10月下旬になっても枯れている様子はありません。
挿し木が成功したようです。
ところが、そっと土を崩してみると、根が出ている部分はまだ白いものが成長している段階でした。
ヤマモモの挿し木発根する直前?
土を綺麗に落としていないので茶色に見えますが、この部分から根が成長します。
白い部分がこれ以上傷つかないようにそっと挿しなおして室内の日当たりの良い場所に移しましたが、寒くなる前に根が出てくれるでしょうか・・・
切り口に発根剤を付けて温室で温度管理すれば、ヤマモモの挿し木は難しく無いのかもしれません。
松の挿し木も難しいと言われていますが、挿し木苗は安価に出回っています

2013年に挿したヤマモモは、土を崩して挿し穂を見たのが悪かったらしく枯れてしまいました。
2015年思い出して再度ヤマモモの枝を3本挿してみました。手順は2013年とまったく同じで、この年は下葉が何枚か枯れた以外はまったく変化がありませんでした

翌年2016年、バケツに張った水が凍らなくなってから外の半日陰に置きました。
ビニール袋に入れたままなので水切れの心配はほとんど無く、また、2015年から2016年前半は植木どころでは無い日々が続いたので放置したままでした。
少し落ち着いた6月下旬、水やりのついでに覗き込むと、2本は枯れていましたが、残る1本からは新芽が出ていました。
ヤマモモの挿し木から新芽が出る
挿し木では新芽が出ても根がまったく出ていない、という状態はよくあるのですが、暖房の無い屋内で冬越して出た新芽にも根が無いということがあるのか? と気になりますが、 また、失敗すると困るので根を見るのは控えておきます。


2018年6月24日、ヤマモモの新枝を入手したので、水挿しに挑戦してみることにしました。水挿しというのは花瓶に花を活けるように、枝の下部を水の中に浸けて置くだけです。 クチナシの様に容易に発根するものは明るい室内に放置でよいのですが、ヤマモモなのでバケツに挿して、観賞魚用の水に空気中の酸素を溶け込ます「ぶくぶく」と言われるものでバケツの水の中に気泡を入れました。
ヤマモモの水挿し実験中
発根剤やブドウ糖、植物活力剤を少し入れた方がよいのかどうか思案中です。
挿し木は葉が多い方が発根しやすいので葉を出来るだけ残し、屋内の明るい所に置きました。
水挿しを始めて2週間ぐらいで枝の長さが短いものは先端部分(成長点)から黒くなって枯れてしまいました。 枝の長さが30cmぐらいのものはまだ枯れていませんが、枝が長い分だけ栄養があって残っているに過ぎない感じです。
水挿し法はダメです。やはり、発根促進剤を付けて土に挿し、ビニールで多い、時折霧吹きで湿気を100%ぐらいに保つしか無いようです。