身近な自然と科学

拾ってきた胡桃が発芽した、発芽させる簡単な方法

2021年5月、杏子樹の鉢の隅から芽が出ているのに気づきました。
拾ってきた種子を鉢の隅に放り込んで置く癖があるので、草では無さそうだし???
今日2021年5月8日、正体不明の芽を掘り出して思い出しました。
胡桃の発芽写真
去年2020年の秋、川の土手に生えていた胡桃樹から実を幾つか貰って、果皮部分を除いてから杏子樹が植えてある鉢の隅に埋めました。
桃や梅の様に硬い殻で覆われている種子は殻に傷を付けて置いた方が発芽率が高くなりますが、傷を付けませんでした。
胡桃は生で食べても軟らかくて美味しいですから、発芽を容易にさせてあげようとして殻に傷つけると虫や細菌が侵入して発芽する前に食べられてしまいます。 自然には無駄は無い説をとるまでも無く、殻が硬いには硬くしている訳があります。

上記とは異なる種子のものですが、2021年6月22日に掘り起こしたものは胡桃種子の硬い殻が完全に二つに割れていました。
発芽した胡桃の種子20210622
割るのに苦労する胡桃種子も当たり前ですが発芽するときには、綺麗に二つに割れます。
発芽率は100%近く、種子の状態を見るために掘り起こして植え替えても枯れないので苗木の移植性も良いようです。
胡桃に限ったことでは無いのですが、私の様なものぐさには半日陰に置いた鉢やプランターに種子を投げ込んで置いたり適当に埋めて置く方が気張って種子床を作るより発芽率が良いような気がします。