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クチナシの栽培方法:種を蒔いてから2年で花が...



2022年8月9日作成
2024年6月11日更新

6月初旬、公園の垣根のクチナシに去年の実が残っていました。
クチナシの花は匂いが良いので園芸品種が多く、また、赤黄色く熟した実は染料や漢方では生薬として使われています。
染料は食品でも使われるので、食品スーパー等で乾燥させた実が売られていることがあります。
ただし、実を付けるクチナシは一重咲きのものです。
下の写真は、2022年8月8日に撮影したクチナシの若い実です。
クチナシの若い実の写真
秋に熟して赤黄色くなり、中には胡麻状の白い種子がたくさんつまっています。
下の写真は、2022年11月8日に撮ったものです。
色付きかけたクチナシの実
クチナシの実を乾燥させたものは染料に使われるのでスーパーなどで売られていることがあり、また、山梔子(さんしし)と言われる生薬なので漢方薬局で入手できます。
下の写真は、クチナシの実を縦に割ったものです。
中の白いものが種子です
クチナシの実を割った写真

クチナシは挿し木で容易に殖やすことが出来る上に観賞用の八重咲は実を成さないので種から育てることはあまりないですが、枝に付いたまま年を越した実から取り出した種から発芽するのかしないのか、と思いながら植木鉢に蒔いてみました。
クチナシの種子は胡麻ぐらいの大きさなので軽く覆土をして日陰に置きました。
下写真は、2022年8月8日に撮ったものです、6月に蒔いたので約2か月目です。
クチナシの実生の発芽2か月目の写真
大きさを比較するために10円硬貨を置いています。
有機肥料を月1回上から撒いて、2022年11月8日までに下写真の様に大きく育ちました。種を蒔いてから5か月目です。
鉢の直径は15cmです。
クチナシ 実生から
クチナシには葉を食べ尽くすほど食欲旺盛の毛虫が付き、鉢植えの八重咲のクチナシは9月に殆どの葉を食べられてしまいましたが、毛虫を退治したら葉が出て来ました。
萌芽力が強いので助かります

2024年6月、種を蒔いて2年で花が咲きました。
実生2年目で咲いたクチナシの花2024/06/08撮影
(2024年6月8日撮影)

鉢植えなので地植えより早く咲き出すだろうと推測していましたが、春と秋に化成肥料を一つまみ追肥しただけで思ったより早かったです。
次は、一重咲きのクチナシなので実が成るかです。