身近な自然と科学

鉢植えの水枯れを防ぐ方法



2024年5月23日更新

草花や果樹等を鉢で栽培する際のデメリットは、大きくならない、水枯れや肥料枯れの心配が絶えないことです。
鉢栽培のメリットはデメリットの逆で、地植えなら大きくなってしまうものでもコンパクトに栽培出来る、コンパクトなので温室等で容易に温度管理が出来る、水や肥料を調整できるので美味しいものが作れる可能性があることです。
しかし、手間を掛けられず、自動水やり機等の設備も無い、特に私のようなずぼらでは、水や肥料枯れのデメリットが大きいです。
実際、鉢で柿を栽培してみると夏季では朝夕に水をやっても萎れてきました。

鉢で栽培するときは、普通は下図のように鉢底には土が塊になっているものを入れ、その上に腐葉土などを入れます。
鉢植えでの土の構成図
鉢底に塊になった土を入れるのは水捌けを良くするためです。
水捌けが良い鉢は鉢土表面が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりの水と肥料を欠かさずにやれる人には正解なのだと思いますが、鉢土が乾き始めたことにも気付かないずぼらな私では枯らしてしまいます。

猛暑の夏に水枯れさせてしまって葉が落ちてしまった鉢植えの柿ですが、鉢皿の上に載せて鉢皿に水を溜まらせて置いたら復活しました。
一般的には鉢皿に水を溜めておくのは良く無いとされています。
もっと極端なのは、腰水です。
腰水というのはご存じように水を張ったバケツ等に鉢を入れてしまう水遣りの方法を言います。土が固まってしまって通常の水遣りでは鉢土全体に水が浸み込まないときにします。
ただ、腰水状態を長期間すると酸素不足で根腐れする原因になりますから、ひと捻りしました。
鉢の下部に下写真のように孔を開けて水のとおりを良くし、少しでも根が空気に触れるようにします。
下部に孔を開けた鉢の写真
次に鉢が入るバケツの底に大きめの砂を深さ数センチほど入れます。
砂の上に柿の木を植えた鉢を置いて鉢底から水が出て来るまで水をやります。
常時、砂の上に水が出るほど水をやっていると蚊の産卵場所になってしまうので気を付けます。
バケツに大きめの砂と水を入れた写真
大きめの砂を入れたのは、鉢底から根が出て来た時に根が張る場所と、微生物によって有機肥料が分解されるところを作るためです。
気が付いたときに鉢底から1cmぐらいなるまで水遣りをしておきます。
下写真(2024年5月23日撮影)は、今春(2024年)葉芽が出始めた頃から上記の方法で栽培している鉢植えの柿の木です。
この方法で栽培している柿の鉢植え2024年5月23日撮影
花芽が幾つか付いていますが、実が成るかどうか?
柿の実は自然に落下するものが多いですし、その前にこの方法で夏が越せるかどうかが問題ですね。