百円ショップで売られていたラジオの回路を書き起こしてみた
100円ショップで、写真の様なラジオを100円で買いました(現在は売られていません)
回路構成はバーアンテナと可変容量コンデンサーで作られた同調回路で希望の放送局の電波を選局し、得られた高周波電流を、外観がトランジスターにそっくりな3本足ICで増幅・検波し、検波で得られた音声信号をトランジスター2個をダーリントン接続した低周波増幅器で大きくして、マグネチック型のイヤホンを鳴らすという簡単なものです。
- 直流カット用コンデンサー
周囲の温度変化などによって生じる直流電圧の変動を伝えないためにコンデンサーで交流信号だけを通過させる - バイアス電流用抵抗
トランジスタは入力された電流を大きくして出力するが、入力電流の変化と直流 電流の変化が比例する部分は一部なので、その部分が使えるように直流電流を加える必要がある - 負帰還用コンデンサー
音声周波数帯の交流電流を大きくする増幅器は高い周波数の交流を大きくする必要が無いばかりか、高い周波数まで増幅すると不安定になるので、出力の一部を位相を反転させて入力に加える事により高い周波数帯での増幅率を抑える。
この回路の場合は3kHz以上の増幅率を落としている。 - 高周波電流還流用コンデンサー
回路内に浮遊する高周波電流は消滅させないと安定して動作しなかったり、雑音の発生源になるので、抵抗がある電池の内部を通さずにコンデンサーでアースに落としている
※このページは、このラジオの企画発売元である丸七株式会社様には一切関係無く作られたものです。
回路図も間違っているかも知れません。
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