骨伝導? ヘルメット装着用マイクイヤホン


2015年、リサイクルショップのジャンク棚にあった「骨伝導」という文字に誘われて 「テムコ ジャパンのSHELLSHOCKER HCS-S3J」を買ってみました。
ネットオークションにも出品されていない古い型ですが、最悪壊れていても、 使われている2.5mm三極プラグやマイクはトランシーバーの外部マイクつくりに使えそうなので、という甘い考えです。

骨伝導というのは、頭蓋骨を直接振動させることによって聴覚細胞に音の信号を伝えるものです。
病気によって耳の鼓膜や耳小骨が正常に機能しなくなったときには骨伝導を使った補聴器(骨導補聴器)が使われますが、 空気の振動を介させずに伝えられるので騒音の激しい所で使うヘッドホーン&マイクにも使われています。

今回購入したものは、バイク用ヘルメットに装着して携帯電話の送受に使うものです。
下写真が主な部品です。

A は、マイク
B は、アンプと電池ケース(単三2本)
C は、音声によって振動する部分で、ヘルメットの外側に付けます。
C の部分は下写真のように、磁石を両面テープでヘルメットに貼り付ける部分(左)と、振動部(右)に分かれます。
振動部のヘルメットへの装着は磁石の吸引力によっています。

実際に使ってみると、ヘルメットが通常のスピーカーの振動板(コーン)代わりになるだけです。
どこから「骨伝導」という言葉が出て来たのでしょう。
ヘルメットの内部にイヤホンを入れても似たようだと思います