身近な自然と科学

コマ型日時計の作り方

こま型日時計は、文字通り「独楽」の形をした日時計です。
こま型日時計の説明図
太陽光によって影を作る投影棒は時刻目盛りを刻んだ円板の中心を貫いて両面に出ています。
そして、この投影棒は天の北極を向け、投影棒と直角につけた時刻目盛り板は天の赤道面と平行に設置します。
時刻目盛りは、角度15度を1時間として刻みます。
理由は、 円環型日時計のページ を見てください。
この日時計のおもしろいところというか不便なところは、時刻を示す投影棒の影が春分から秋分までは時刻目盛り板の北の面に秋分から春分までは時刻目盛り板の南の面に投影されることです。
ですから、時刻目盛りは両面に刻みます。
日常使っている時計に合わせるには日本標準時と均時差の補正が必要です。均時差については、⇒平面型日時計の作り方をご覧ください